古いアイコムの無線機IC-706Sのビネガーシンドローム修復成功

ヤフオクで10W機を入手。LCDがビネガーシンドロームで見にくい。よって安く手に入った。

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パワーは出ている模様。10W機と言ってもファイナルは100W機と同じ。

旧スプリアス規格対応だし、きちんと50Wに調整し直して自作機として保証認定を頂くのもありかと思って、入手した。

たまたまHAM World三月号(2022)にビネガーシンドロームのなおしかたが掲載されていた。以前FaceBookの投稿で見たのと同じやり方。

アマゾンで偏光フィルムを購入した。やや高価な大きな物を購入(1500)保護フィルム付で、接着剤はない。キズ防止には保護フィルム付が安心。剥がすのはセロテープで引っ張る。

同時に小さくて(8cm)安価な物も買って見たが、保護フィルムも無く、購入時に既に擦り傷などがあった。

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分解、フィルム交換、組立は特殊な作業もなく焦らずやれば誰でもできる作業だった。一時間くらいか?

一番めんどうな作業は、古い偏光フィルムを剥がしたあとの接着剤の残りをLCDパネルから除去する作業。
手元の溶剤で、ラッカーシンナー、オイルクリーナー、無水アルコールなど試したが結局、作業中にあまりくさくない無水アルコールを使った。
溶け具合はシンナーかアルコールが良さそうだが大差ない。

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偏光フィルム交換では、新たなフィルムは貼り付けずLCDフレームとLCDの間にはさむだけで良い。

組み立てるときゴムのコネクタ(LCD-PCB接続)の位置関係などを心配をして、バックライトパネルの半田を外してモジュール全体をLCDの金属枠にきちんと組立てた状態でプリント基板にのせて固定するのが良い。組立後半田付けを忘れそうだが・・・。

とりあえず出力調整もできたので、進行中のハイパワーリニアアンプ製作の調整信号源に使うことにする。144MHzは簡単な動作チェックで合格。

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PCの CPUクーラー を使ってハイパワー(400W~550W)ダミーロード 製作  ペルチェ素子導入は失敗

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少しハイパワーのPAを作ってみようとキットを購入してオモチャにし始めた。
まず引っかかったのがダミーロード。PAの入力ケーブルの不良に気がつかずにいじっていたら、ファイナルのLDMOS爆発炎上。
ケーブルの時々断線で、不用意にハイパワーが200Wダミーに掛かってオープン破壊。500W以上出たみたい。連鎖してファイナルの負荷がオープンとなったことで破壊焼損・・・と推定。(涙)
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ダミーロードの修理と、もうすこしハイパワーなダミーロードを作ろうと思い立ち、少し方向が変わってしまった。
まず壊れたダミーロードの修理は手元にあった250Wのフランジ付のチップを載せ替えた。左は修理後のダミーロード、右は10dB 200W減衰器を改造した3dB 200W減衰器(前置減衰器)(^_^)vで、いずれも12cmファン付。

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壊れたダミーのチップは面積も大きく放熱も良いように見えるが、急激なハイパワーでクラックが入って断線した模様。基材にはベリリア化合物が使われていて、有毒なので扱いに注意しろとOMのアドバイスがあった。

手元のCPUクーラーや、ペルチェ素子を使ってみようと思いヤフオクやアマゾンを眺めると冷却ユニットとして販売されている物がある。その他CUPUクーラーもいろいろヤフオクで見つかる。ヒートパイプ式のファン付が2k円前後で手に入る。まずは簡単なCPUクーラーの廃品利用。
もともとPCのCPUを冷却するのが目的なので、構造が扱いにくい。 取付に悩んだ挙げ句10cm角,3mm厚の銅板にダミーチップを取り付けてクーラーのCPU接合面部に押しつける形にした。

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設置する向きが問題のような気がして、ヒートパイプ方式をお勉強。パイプの中の液体(水?)が熱で気化し、それが冷やされてまた液体に戻ると言うことで、パイプの中で循環するとのこと。気化熱が冷却に寄与する。液体はごく少量で重力の影響はあまりないらしいが、オリジナルの固定向き(熱源が下でパイプが垂直)が原理的にも自然に思える。その配置で机上に置くためのスタンドを設けてそこに同軸コネクタも取付。

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冷却ファンは12cm角の12Vを2個取り付けた。追加のファンは容易に手に入るが追加の取付金具が手に入らず、1φのピアノ線でオリジナルを模して製作。

最初に壊したPAを修理後、電力源としてダミーの試験。300Wまではフランジ部の温度上昇も大したことなく無事に5~10分のテストに耐えた。チップの定格は250Wなので、冷やしさえすればもっと行くかと勝手な判断。
350Wを越えたところでダミーチップが焼損した。数十秒でやられた。熱だけの問題では無いように見える。

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どこかのOMの記事に、強制冷却すればダミー定格の数倍はもつこともあるとの記述があって鵜呑みにした。ダミー素子の構造により、もたないことがあることが解った、「大収穫」。 よく考えれば当然で、最大定格が何で決まっているかによる訳で、熱だけならその通りだが、耐電圧とか耐電流でリミットがあるとすれば数倍もつなどとは言えないのはごく自然であった。
今回の場合は250W定格であり、理想的な放熱をすればそこまでもちます・・・無理に冷却してオーバーパワーでは知りませんよと言うわけだ。耐圧に置き換えると約110V,電流で言えば2.2A程度。膜抵抗みたいな構造だろうから、耐圧というより電流の集中があったりするともたないのだろう。ここは単なる推測。物によっては冷却すればもつかも・・・例えば大型無誘導抵抗なんかは冷やせばいくらでも食わせられるような気がする。確かに数mm角の厚膜抵抗に数百Wかけるのは無謀だよね。

とりあえず手元にあるCPUクーラーで強制空冷ダミーロードを3台作ってみた。ダミーロードとしてのコアは250Wフランジ付の抵抗体チップ(写真の中央:最初にテストした物)、 TMT(東京マイクロウェーブテクニカ)製のダミーロードユニット500W(写真の右)、500Wフランジ付の100Ω抵抗体チップ2個並列(写真の左)、の三種類。

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そのうちの500Wチップ2個の物には仮にペルチェ素子を組み込んでみた。 いずれもダミーロード本体を10cm角3mm厚銅板に取り付けた上でCPUクーラーに結合する構造。ペルチェ素子の場合には銅板とクーラーの間に挟み込んで結露防止に周囲に断熱材(スポンジ)を配置。いずれも全体高さが約25cm程度でかなり大きい。
入手したペルチェ素子のデータシートによると、どうもかなりの電力を消費するということが解った。条件にもよるのだが12Vで数A~10A・・・・ペルチェだけで120Wも食う!大電力食わせてダミーから出た廃熱処理をするのはなんだか無意味のような気がする。(組み立ててから気がつくな!) 

温度推移グラフ1 TypeAは250Wチップ使用のダミー 温度推移グラフ2 TypeBは TMT500Wユニットのダミー

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温度記録はRC-4(Elitec社)で10秒ごとの記録である。RC-4はコスパの良い温度ロガーで使い勝手もよい。10秒間隔で数日の記録が取れる。記録後PCに取り込めばEXCELなどでグラフ化も自由。
温度センサーはできるだけ熱源に近づけたが、限度がある。500Wユニットは金属ケースに入っており、測定はフランジ部分でおこなった。もう少し電力が増やせそう。TMTのユニットの代替品が入手できそうもないので、壊すと修理不能になりそうで、350Wまでとした。ユニットケースが大きい分、熱容量も大きく温度上昇がゆっくりで、チップは2分で平衡するが、ユニットは5分程度かかっている。最高温度65℃程度であり抵抗体部分では80℃程度になっていると推定する。もうすこし食わせられるかな。
結論として、250Wチップでは300W、TMT500Wユニットでは350~400Wを限度として使用することにする。

もう一台の500W100Ω並列(2チップ)のものにはペルチェを組み込んでみた。簡単に300W でテストしたが、温度上昇がひどく、ペルチェが冷却の邪魔をしているような状況に見える。 途中で200Wに低減した。

Tyoec-perch  Typec-400w
ペルチェ自身が出す熱とダミーチップの熱を効率よくクーラーで吸収させるのはかなり難しい。ダミーを乗せた銅板の温度が簡単に100度近くまで上昇した。90度がロガーの上限。放熱不足が歴然。この時ペルチェ素子には12Vで8~9Aであった。役に立たぬ。

発熱量が小さな物をゆっくり 冷却するには良いのかも知れぬが、急激に温度上昇する熱源の冷却には適さない。現にCPUクーラーにペルチェを使っている物はお目に掛からない。

ペルチェ自体が期待できそうもないので、これを除去して、強制空冷だけでどうなるかテストしてみた。400Wで最高温度が70℃程度なので、やはりペルチェをはさんだことが冷却効果の妨げになっていることが解った。

ほかのType A,Bと同様の状況で、70℃程度で平衡に至っている。ダミーチップとしては500Wを2個並列なので理屈では1kW だが放熱が追いつかぬであろう。今回のデータからは500W程度は使えそう。

Type-c-550w

550Wで温度テストしたのでグラフを追加しておく。ダミーロードチップ周辺の放熱を良くするように少し手を加えたので、温度上昇が遅くなっており、550Wでのの熱平衡は 4,5分後で75℃あたりのように見える。
Type Cのクーラーは92mm角のファンが3重連なので、かなり騒々しい音がする。他の2タイプは120mmの静音タイプを2連装で音は静かで、手をかざすまで動いているか解らない。
それぞれのダミーロード素子を組み込んだときに一応VSWR特性を確認したが、100Ω並列のTypeCは少しよろしくない。250MHzで1.2程度。他の2タイプは全く問題無く450MHz程度まで1.1以下であった。

数百円から数千円のフランジ付のダミロード(抵抗)素子と中古のCPUクーラーを組み合わせて200~500ワットクラスのダミーロードができた。ペルチェ素子採用は失敗であった。
今回使用した放熱グリースはAinex社のJP-DX1で熱伝導率16W/m・K(カタログ値)。

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JTAlert JTDX でHAMLOG出力ではB4が表示されない とりあえず解決

JTAlertを使っていて、ある日LOGファイルを消失してしまった。困った、全くB4表示ができなくなってしまった。
HAMLOGから作り直せば良いんでしょうと気楽に考えていたのだが、甘かった。

今回、なんとかHAMLOG出力のadiファイルを加工して、B4表示できるようになったので、備忘録。
対症療法なので、まねされても解決するか、保証の限りではない。

HAMLOGの「検索」「複合条件検索と印刷」でadi形式のファイルが作られることは承知していて、WebLOGサイトにアップするときにはよく使っている。

Hamlog  
あとから判明の<GRIDSQUARE>、全角を除く のチェックも必要。

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今回はFT8モード限定での出力を設定した。「検索1」でFT8を指定。

中身の項目についてはつぶさにチェックしたことはなかったが、アップロードして問題が起きたことはなかった。(eQSL,、LoTW、QRZ.comなど)   で、甘く見て、HAMLOGから出力したadiでそのままJTAlertに読み込ませれば良いと思っていた。しかしこれではB4が全く表示されない。
一方JTDXの操作で「ログに記録」ボタンでログに追加した局(新規QSO)はチャンとB4として表示されることが判明。
JTAlertのログファイル(wsjtx_log.adi)をテキスト表示すると追加した行はやたらに長いことが解った。
記録される項目数がHAMLOG出力の部分よりはるかに多い。

どの項目を追加すれば良いのか、(涙ぐましい努力)カットアンドトライの結果、いくつかの項目のうちどれかが欠けるとB4表示してくれないことが解った。
自局のコールサイン、GL、ZONE、RX_ BANDなど簡単にコピーで追加できる項目は念のために追加した。
いろいろやってみた結果から推定すると、相手局のGL(グリッドロケーション) がないとまずいらしい。 
相手のGLはJTDXがどこからGLを得ているのか解らないが、歯抜けのようにGLが無いレコードには手書きで追記した。
adif2xls2adif_v0.99b.xls でエクセルファイルにしておいて、いろいろ加工するのが便利。
( https://mqc.beepworld.it/libreria-software.htm )

あるいはADIFMasterというフリーソフトが使える。( http://www.dxshell.com/software.html )

Adif  

こうしてブランクの項目にデータを追加することでJTAlert上のB4表示が出来ないことは解決できた。

なおこの過程で、他のOMの皆様のブログで、OMが経験した同様の事例の中にHAMLOG出力adiに全角が含まれると不具合が生じる事例も紹介されていた。これはHAMLOG出力設定で「全角を除く」にチェックが必要。

ついでにと言っては不謹慎だが、JTDX本体のB4表示はやはりHAMLOGの出力のままではB4表示できず、STATION_CALLSIGNとMY_GLIDSQUAREのいずれかまたは両方がないとまずい模様だ。
私の場合にはJTDX、JTAlertのログは他には使用しておらず、B4表示のためだけに必要な条件なので、以上の条件は、 他になにか影響が出るかもしれぬ。

以上はJTAlert、JTXがB4表示するための、HAMLOG出力adiファイルの加工条件。
対症療法でのメモなので誤りもあるかも知れず、ご容赦ください。

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アイコム IC-7600 の後継ぎが IC-7300 になってしまった理由  普通なら IC-7610 になるはず?

長年苦楽を共に?してきたIC-7600に別れを告げ、IC-7300を迎え入れた。
DXCC完成も IC-7600の「ご尽力」でしたのに、なぜ?

実はこれに先立って IC-705 を購入して、最近の小型機の優秀さに舌を巻いたのです。
IC-7600は大好きだったが、この小型機に負けていることも多くあった。
当然 IC-7600 の後取りは7610なのでしょうが ・・・
そこで固定機の定番 IC-7610とIC-705 と同じ流れの小型機 IC-7300との勝負が始まった。

1ヶ月近くのバトルの末、リグの優劣ではなく、コスパの優劣で IC-7300 が最終結論となった。
いえいえ、アイコムさんそれだけではありませんでした。
小生の年令が約20万円の価格差を埋められなかったのです。
あと何年のハムライフか・・・が決定的でした。
もちろん性能も機能もIC-7610 は素晴らしい、がその「あと何年」のうちにそれを使いこなせるか、が大問題でした。
またIC-7600 のオークション相場も新規購入の IC-7300と同等と言うことも・・・
言い換えると IC-7300 の価格設定が低すぎるのかも知れません。

振り返るとIC-705 の購入が7600を7610ではなく7300に鞍替える背中を押したことになる。
これアイコムさんの思惑?戦略?と違うでしょう?
団塊の世代の先頭はこんなことを考えましたというご報告でした。

写真は、お疲れさまでしたの IC-7600 と IC-7600 の跡地に入り込んだIC-7300


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IC-705 + LC-192(マルチバッグ)グラスファイバーアンテナと、Mコネクタアンテナ取付

LC-192マルチバッグは良くできてはいるものの、ふつうのノートPCが入らないのはショックだった。
それはともかくとして、簡単にアンテナを展開できることを考えてみた。

まずはオートアンテナチューナーとロングワイヤー、とは言ってもせいぜい6mの電線をケーブルキャッチャーに沿わせて伸ばすやり方。
ATUは純正を待たずに中国製のMAT-705を入手、使用している。このATUは金属ケースで、インタフェースもIC-705に合わせてある。
かなり小型に出来ており、LC-192 に IC-705 を入れて、その上のすき間に入れることが出来、アンテナは直付けのBNC2極変換アダプタが、アンテナ窓から顔を出す。
これにアンテナワイヤーとカウンターポイズを接続する。

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ケーブルキャッチャーはサンシュン製6mのものだが縮長は44cmでLC-192と良いバランス。
取り付けたまま伸ばしても使えるが少し不安定なので、LC-192と重いペットボトルなどを抱かせて縛る。
このケーブルキャッチャーは先端でも太さ9Φで、しなりが少なく、M5のネジが付いていて非常に使いやすい。
全部伸ばさずに4m程度で50MHzの5/8λとして使うのも良さそう。

その2はIC-705にBNC-MJ(L型)を取り付けて回転留めで、直接Mコネクタのホイップアンテナ、たとえばHFJ-350Mを取り付ける。
回転止めはeBayでも販売されているが、1.5mm厚のアルミ板で自作。
金具には力がかかるものでも無く1mm厚でも良いかも。あまり重いアンテナは無線機が少しかわいそう。
このままでLC-192に入れると、うまい具合にアンテナ窓からコネクタが顔を出す。
HFJ-350Mではなく144/430のアンテナが良さそう。
BNCコネクタ用の回転留めもeBayで売っている。自作も出来る。

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その3は同じMコネクタのアンテナ用だが、無線機に直接ではなくLC-192に基台?を取り付ける物。
とりつけると言ってもLC-192サイドのベルトの部分に3mm厚のアルミ板で作った金具を差し込むだけ。説明不要。
これなら、ATUも使える。

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この仕掛けが一番安価で使い勝手も良さそう。
使用したMJは半田タイプではなくMJ-SMAJのフランジ付を使用した。
あまり市販されていないが、ネットで探せば見つかる。ケーブルが脱着できるのが良い。
半田付けタイプを使えばもっと安く作れる。

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いずれの方式も安定度と安全性を確保するために、ロープやマジックファスナーベルトを用意しておくと良い。

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IC-705 Headset Interface Box ヘッドセットをIC-705 につなぐ

IC-705 のマイクジャックは2.5Φ4極というあまり標準的ではない物で、かつ従来のICOMの2ピンプラグとも異なる。
(従来の2ピンが使えるようだ) スピーカ(イヤホン)の3.5Φは標準的なもので、何を持ってきても音は聞ける。
しかしマイクの方は標準のHM-243以外を使おうとすると、まずは2.5Φの4極プラグの調達からしなければならない。
それをつないだらほかのリグとの互換性はなくなるしやっかいなインタフェースである。

あり合わせのマイクと、PTTスイッチが使えるインタフェースボックスを用意して、安いPC用のヘッドセットを使えるようにした。

マイク素子はエレクトレットで、比較的に広帯域のものが多いためかHM-243でも内部回路には周波数特性の補正と思われる回路がある。
そのあたりをまねして3.5Φのヘッドフォン、マイク、PTTインタフェースボックスとした。
標準マイクにある各種キイ(U,D,A,B)はあとでも作れるので、今回は省略した。
どうもPTTのオン/オフでマイク電源の揺らぎでポップ音が変調に乗るが、ボチボチ改善しましょう。


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ATU-100/N7DDC をAH-4/ICOM 同様のインタフェースにする

あちらこちらで、ATU-100のキットの制作記事が見られる。
価格が安いことと、製作結果の再現性が良いことで評判のようだ。
いつものものぐさで、完成品を約10k¥で入手した。
これをアイコムAH-4のインタフェースに改造できると通過電力100WでAH-4と同等?になる。

チューニングスイッチは0.5秒も押せば十分のようで、あとはKEY(ATU→リグ)のPTT信号だけ。
回路図をじっと眺めて居るときちんと用意されているのが解った。PICのRA6,7がそれで、両極性で出力がある。
単体動作をオシロで確認すると期待どおりの動作をしていて、RA6が送信時LowでKEY信号に使える。

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以前購入してあったAH-4のインタフェースコネクタの出番がやっと来た。

オリジナルの機能を変えずにそのままそっとリード線を引き出してATU-100とIC-706mk2Gを接続した。
ATU-100の電源はAH-4インタフェースから取って、ATUの電源スイッチの内側か、外側に。

動作は快適で706のパネルで操作ができる。バンドを変えてPTT操作でもスタートする。
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だが、ごくまれにVSWRが非常に高くてチューニングできない場合に、KEY信号がHiに戻らないことがあるようで、送信しっぱなしになることがある。
タイミングの問題か、ファームの問題か、現象発生の頻度が低いので追及はしていない。
やり直せば良い・・・アマチュアの特権?

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手元のATU-100のファームウェアのバージョンは3.1で、3.2にすればIC-705ともつなぐことは可能。
3.1ではチューニングスタートした途端にVSWRが高くて電力低減されて、5W に届かず、ATUが動けない現象が起きる。
3.1の最低電力は5W、3.2では1Wになっている。
バージョン3.2は既にリリースされていて、GitHUBでダウンロードできるようだ。

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IC-705 のオートアンテナチューナはいつ? ATUインタフェースの推定とAH-4の制御手順を理解してみた。実験成功。

IC-705を入手したが、オートチューナ(AH-705??)がまだ発売になっていないようだ。
多分年明けには発売されるでしょうが・・・中国からサードパーティ製が販売されていて、25k円前後の模様。
自作を考え始めて情報を整理してみた。

AH-4 ATUのインタフェース回路と無線機の連係動作 

制インタフェースはAH-4ではKEY, STAT, +13.8V, GNDの4ワイヤーであるが、IC-705のチューナ接続は3.5Φのイヤホンジャック。
KEY    ATU→Rdio    PTT       Low active
STAT Radio→ATU  Start tuning  Low active
と考えてみれば、イヤホンジャックでAH-4と同じに出来ているはず。

とあるところでIC-705のジャックのサービス情報を見つけた。

Tunerjack
それに基づくと下記の接続になる。
705

AH-4の制御動作は次の通りである。
無線機の操作でATUに対してチューニングを起動、無線機はSTATを一時Lowにして動作を起動する。
ATUは応答としてKEYで送信起動する。無線機はモードをCWにして所定の電力で送信する。
(インタフェースを使わず手動でやるとこのモード変更と電力調整がいやらしいのだ) 
ATU自身がチューニングを終えるとKEYをオフにして送信終了し、無線機は元のモードに復帰する。
IC-705はSTATのプルアップ(+4.8V)でATU接続有りを検出している模様。

これでインタフェースを実験してみようと思っているが、いつになるやら・・・

なお以上の情報は何の保証もないので、これに基づいてなにかをして、何が起きても責任はとりませんので、ご承知置き下さい。

注) AH-4回路図は古いサービスマニュアルから切り取り、借用した。

Ah4

以下昨日(上記)の続きの記述。

何はともあれということで、さっそく実験してみた。手元のAH-4につなぎ込んで、AH-4の電源は別口で13.8V供給。
イヤホンジャックのピン配置(信号アサイン)は上記の通りで間違いない。
きちんとチューナーの存在を認識して制御も出来る。左の写真。こうして見るとAH-4はでかい。

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制御シーケンスも理解の通りで間違いなさそう。DSOで記録したのが下の写真。
黄色がKEY, 水色がSTAT の各信号。時間軸が変えてあるがいずれもSTATは0.5秒のパルス。
左はチューニング成功、右は失敗。失敗の時はKEY信号の最後が一度復旧してから短くオン(Low) になる。

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ハンディスペアナ Arinst SSA-TG R2, Rigolのスペアナ DSA-815TG、ADF4351広帯域シンセサイザ、ファンクションゼネレータ FY6900 などの紹介

最近手に入れた小物をいくつか紹介する。
一つ目は「スペアナもどき」というのも失礼か、小型スペクトルアナライザ。
35MHz~6200MHzの広帯域で、ちょいちょい使うには至極便利。
最近仕事の都合で、フィールドで400MHz帯の無線機を扱って、トラブルに見舞われたが、こいつのおかげで命拾いをした。
IFは固定で200kHzだが、他の機能はいろいろ付いている。しかし扱い方は至極簡単で、扱い勝っても極めて良い。
気に入っている点を言えば、リチウム電池駆動、トラッキングジェネレータ内蔵で、フルバンド動作する。
特にトラッキングを止めて固定周波数発生としてSGもどきに使える。
よってアンプやフィルタの周波数特性のざっくりとした測定にはもってこいだし、回路のトラブルシュートで、信号源としても使える。
マーカーは4個まで設定できて、画面上への表示も、PC画面でのコントロールも出来、全く問題ない。
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Arinst SSA-TG R2 US$450であった。原産はロシアなのかも? 今はもうすこし安くなっている模様。

その後購入したデスクトップスペアナRigol DSA-815TG (1.5G TG) US$1100なので上記ハンディの約2.5倍の値段。
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昔、スペアナは夢であったが今では少し踏ん張ると手に入れられるようになっている。
この程度の約12万円のスペアナに、50k円程度のオプションソフトを組み込むと占有周波数帯幅など無線機に必要な測定が自動で出来るようになる。なかなかのものだ。国内で購入していては、この値段は実現できない。

次の一品は最近手に入れた信号発生器。

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上記の小型スペアナが十分信号発生器として力を発揮しているので、何に使うわけでもなく、約3千円でポチッと・・・。
アナデバのADF4351広帯域シンセサイザの評価ボードのようなものだが、PIC搭載で単体動作が可能。
上記のスペアナもこのICを使っているのか? 信号下限が35MHzで同じである。
出力レベルもそれなりに安定していて試験ジグとしては十分な安定度。
基準周波数が25MHzのTCXO?で高い周波数ではやや当てにならないが、必要なら外部でOCXOGPSDOから作れば良かろう。
購入直後、ろくに仕様も見ずに電源投入して10MHzが出ないと慌てた・・・・出るわけがない。笑い話。

当局の周波数基準はGPS-DOで、ヤフオクで入手したユニットを使っている。

以前はU-BloxU-Centerと言うソフトでGPSレシーバののPPSを変更(1MHz~10MHz)したものと、W-OCXO出力を2現象オシロでにらみながら合わせ込む「人間PLL」であった。
GPS-DO機種はピンキリでいろいろあるが、最近はヤフオクで安く買えるようになっているので、ポチッとやったものを使っている。
この出力はGPSに同期しているわけで、信頼できる制度になっている。これをスペアナの外部REF100MHzのファンクションシグナルゼネレータの基準として接続、供給している。

ファンクション・シグナルゼネレータは安物 FY6900 (US$145) で、外部基準周波数入力端子はないが、内蔵基準周波数が10MHzなので、改造して外部からの入力に切り替えられるようにした。(YouTubeのまねっこ)
この改造で発生周波数も、このゼネレータに内蔵している周波数カウンタ機能も一丁前(0.001ppm以内)の性能になった。

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最近の当局のシャックの様子、左が無線機たちで右が測定・工作ベンチ。測定器の右最上位置にあるのがファンクションゼネレータ。

 

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CNC3018で自作両面PCB、ついにスルーホール実現 スルピンKIT サンハヤト

自作両面PCBをいくつか作ってみたが、スルーホールが作れないので、いろいろ探していた。
さすがに小生のような素人には無電解めっきは手が届かないし、やる気も起きない。
昔はスルーホールと言えばハトメを使ったもので、今でもそれ用のハトメは販売されているらしい。これも今ひとつそそられない。
WEBを流していて偶然見つけたのがこれ「スルピンKIT」サンハヤト製。「スルピン」なんて言うから検索で引っかからなかったのか?  
あくまでオタク受けすることを狙った命名なのだ。これでサンハヤトさんはソンしてますね。
キット1式で89千円。消耗品もけっこう高価だ。とりあえずポチって実験。

ハトメ式をノウハウのカタマリで劇的に改善した仕組みで,文句ない仕上がり。
一つ一つのスルーホールを作る作業がけっこう時間がかかるが、自作基板で数百のスルーホールを作ることはなかろう。
入手したのは0.8φ用。付属のドリルビットは0.9φのようだ。
実験では、1.0φのドリルでも使えたが、ピンが脱落して作業性が悪い。0.8φではピンが挿入できない。

穴が開いたら、シャープペンシルのようなツールでピンを挿入して、その後ツールを倒してピンを折る。
この状態で付属の鉄台座の上に置き、オートポンチのようなツールでパンチする。この先端が微妙な形になっている。
このピンそのものの構造とオートポンチの先端がノウハウか? ピンは空洞のパイプ状のものに半田が充填されている。
このあたりの仕掛けが特許なのかも・・・

あとは両面に半田こてをあてて半田を補充してから、中の半田を吸い出し(スッポン)てオシマイ。
出っ張りもなくきれいなスルーホールが出来た。
ピンのパイプは半田ぬれ性があまり良くなく出来ているようで、半田は抜けやすい。

この仕上がりで、0.5φのリード線が楽に通せる。通さなくても導通が確保できるか、と言うと、慣れるまでは半田のぬれのぐあいでちょっと信頼度が心配。
リードが通っていれば問題はないのだが・・・導通がとれていないケースがまれにある。
オートポンチの使い方なのか? 半田の流し方なのか? すこし練習してみよう。 いずれにせよハトメよりはかなり良さそう。

通販サイトには「この製品は英国Multicore Solders Ltd.とのライセンスにより、特許製品COPPERSETを基にSunhayatoが企画製造したものです」と言う記述か示されていた。

Conv0002_20200704145901  Conv0001_20200704145901

                     左から スルピン、オートポンチ、挿入ペンシルツール
                     左下はドリルビット、右下は部品取付後ポンチする時の台

Conv00061   Conv00051

スルピンを挿入してポンチで打った状態        両面に半田を流してから半田を吸い取った

 

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