JTAlert の B4表示 が不安定な件をおちつかせた。備忘録

JTDXとJTAlertを連携させている。LOGはHamlog を使用。
不具合現象 JTAlertのバージョンは JTAlertV2  2.81.6 である。
数ヶ月前にJTAlertのアップデートをして眺めていると、どうもJTDXがB4と表示してもJTAlertがB4にならないことがある。(全てではない) 

アップデートでJTDXのLOGはいじらなかった。 AI相手に相談しつついろいろやったが、頼りにならない。
理屈はよくわからないし、詳しい理由などが書いてあるところは見つからなかった。
結局下記の手順で修復して安定したので、理屈抜きの手順覚え(備忘録) である。

HAMLOGの機能によってFT8の更新データを全てadiファイルに出力した。(スクショは2021-06の記事)
  検索 ➜ 複合条件と印刷 で 
レコード番号の 始まり、と日付などでFT8交信が全て含まれる範囲とする。
出力先は ADIFファイル。 出力ファイル名には出力先フォルダとファイル名。
【検索-1】ボタンで開いたサブウインドウ に [Mode]をFT8 として【実行】するとFT8だけのadiファイルが作られる。

このファイルが、JTAlertの参照基準ファイルとなるにはファイルを log.adiにリネームしてJTAlertのLOGフォルダに置く必要がある。  
JTAlertのLOGフォルダは 一般的には次の場所のはず。

C:\ユーザー¥【ユーザー名】¥AppData\Local\Hamapps\【コールサイン】¥logs¥log.adi

この状態でJTAlertを立ち上げて、Setting ➜ manage setting メニューからLogging を開き、
その中で Stadard ADIF File のサブウインドウの中で 前記のlog.adi ファイルをSelectする。

以前からここの設定には一癖あったりしたが、今回は過去の経緯には目をつぶってこの操作を行った。
これで一旦JTAlertを終了して、再度立ち上げる。
この立ち上げで、JTAlertのフォルダにはB4参照データベースファイルが生成される。 
  C:\ユーザー¥【ユーザー名】¥AppData\Local\Hamapps\【コールサイン】¥logs¥JTAlert\ と言うフォルダに
  【UUID】.adif.sqlite と言うデータベースファイルがあるはず。
このファイル名はJTAlertw立ち上げる度に新たに生成されるらしい。
この中にはlog.adiから作られた過去の交信情報(B4) がある。  
このデータベースはDB Browser (SQLite)と言うアプリで中身を閲覧することができる。
ま、中身を見なくてもB4表示がキチンとされればそれでよい。
ここまでで、JTDX と JTAlert の LOGが同期していることは確認でき.sqliteの中身も同期できている。
以前使われていた?xxx.mdbと言うAccessのデータベースは生成されるが使われていない?模様。

JTAlertは多機能で極めて便利なアプリだが、たまにバージョンアップがあって、その時に大きくユーザインタフェース(特にsetting)が変更されていることがある。
そのつどOM諸氏のブログを参考に格闘するケースが多い。
その昔小生が書いたブログのB4関連記事(2021-06)も、今は既に役に立たなくなってしまった。


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アンテナインピーダンスの周波数スイープ軌跡・スミスチャート上での描き方 4NEC2アプリ

4NEC2を使ってSmithChart に周波数スイープの軌跡を描かせる手順。  (備忘録)
MMANAでも計算タブの中で周波数特性を表示することは出来るが、残念ながらSmithChartへの直接表示は出来ない。
ここでは直接表示ができる4NEC2(全く馴染みがない)を使ってみたので、その手順を記録しておく。

1.MMANAを使っているならば、そのまま4NEC2ではアンテナ定義が使えないので、まず.maaファイルを .necに変換する必要がある。
最初から.necのルールでアンテナ定義を記述するのは4NEC2でも作れるようだが、それももしんどいので、MAA_NEC_181.exe を使った。
1_20260405131801  
アプリを起動したら、【Find MMANA file】 をクリックして元の.maaファイルを読み込む。
タブNEC2 inputをクリックし 【Read current NEC2 input】 をクリックして、左の窓に表示されるアンテナ定義文をノートパッドにコピペして編集する。
3_20260405131801
あるいは【Code editor】をクリックして数値の変更をする。
4_20260405131901
.maaを直接変換では、通常はそのままでは使えない。
まずGWのワイヤー径を半径に直す(.maaは直径で、.necは半径)  
場合により地上高も修正が必要。MMANAは計算を実行するときに地上高を設定するので、定義文には含まれていないことが多い。

その他、詳細の項目定義には 末尾に一部掲載した。
GW(ワイヤ定義)、GE(ジオメトリ確定)、GN(地面モデル)、GM(ジオメトリ変形)、GS(倍率)、EX(給電)、FR(周波数)、LD(集中定数/損失)、 等々かなりのバリエーションがある。


2.アンテナ定義ファイルが.necとして作れたら、4NEC2を使ってSmithChartに特性を表示する。
https://hentenna.blog.fc2.com/blog-entry-1.html  に詳細な4NEC2の使用方法の解説がある。
ここではアンテナインピーダンスの周波数特性の、スミスチャート上での軌跡を求めるのだけが目的なので、一般的使用方法は省略する。(今はこれだけに集中) まだ使えるところまで慣れていない・・・。
5_20260405131801 
アンテナ定義を指定して、アンテナ外観図やSWR特性などのグラフが表示されたら、周波数スイープしてみたい範囲などを Calculateタブを開いてNEC output dataを選択。
6_20260405131801
Frequency sweepを選択チェックして、周波数(FR)範囲(Start,Stop)=MHzとStepを指定してGenerateをクリックするとその周波数範囲での特性がグラフ表示される。
場合によってWarningが出たりするが、Smithchartを見るだけならOKで無視可能。
Windowタブで一番下にあるSmithchartを選択するとスミスチャートが表示される。
数の事例は5.6mのホイップをGPとしたアンテナで12.5MHz~21MHzでスイープしてみたもの。

20260405-132734

MMANAでも周波数特性は計算できるが、一般的な横軸周波数のグラフである。
Smithchart上に特性を示せるのはいろいろ探したが、この方法4NEC2利用が手っ取り早い。



以下、.necアンテナ定義記述ルールの抜粋。

4NEC2 アンテナ定義 記法 (カード記述ルール)
ChatGPT

⭐ GW(ワイヤ定義)
項目       内容
GW        ワイヤ定義カード
tag        ワイヤ番号(識別ID)
Nseg       分割数(奇数推奨)
x1 y1 z1      始点座標 (m)
x2 y2 z2      終点座標 (m)
radius        半径 (m)
⭐ GE(ジオメトリ確定)
項目              内容
GE                ジオメトリ入力終了
0                  自由空間
1                  地面あり(GNを有効化)
※普通は GE 1
⭐ GN(地面モデル)
項目               内容
GN                地面条件
type              地面種別
εr                 比誘電率
σ                  導電率 (S/m)
よく使う:GN 0 → 自由空間 GN 1 → 完全導体地面 GN 2 → Real Ground
⭐ GM(ジオメトリ変形)
項目              内容
GM               コピー/移動/回転
taginc           新tag増分
Ncopy           コピー回数
dx dy dz        平行移動量
rotX rotY rotZ 回転角度(度)
※Ncopy=0 → 移動のみ
⭐ GS(倍率)
項目               内容
GS                全体スケール
0                   固定
scale              倍率
例 GS 0 0.001 → mm → m変換
⭐ EX(給電)
項目                  内容
EX                 励振定義
type              0=電圧源
tag                ワイヤ番号
seg               セグメント番号
0                   固定
Vreal              実数電圧
Vimag            虚数電圧
⭐ EK(拡張カーネル)
項目                内容
EK                  太線補正ON
(なし)          パラメータ無し
⭐ FR(周波数)
項目                内容
FR                  周波数設定
0                    Linear sweep
Nfreq              周波数点数
0 0                 固定
Fstart             開始MHz
Fstep              ステップMHz
⭐ RP(放射パターン)
項目               内容
RP                 パターン計算
calc                0=通常
Nθ                 θ方向点数
Nφ                 φ方向点数
R                   観測距離
θ0 φ0             開始角
Δθ Δφ             ステップ
※ スミス軌跡だけなら不要
⭐ LD(集中定数/損失)
項目                内容
LD                  負荷
type                0=シリーズRLC
tag                 ワイヤ番号
seg                 セグメント
0                    固定
R                    Ω
L                    H
C                    F
⭐ SY(変数定義)
項目               内容
SY                 変数
name             変数名
=                   代入
value              数値
例  SY H=10 
GW 1 11 0 0 H-3 0 0 H+3 0.005
パラメータ設計が出来る(超強力)
重要実戦感覚:NEC実務は GW・GM・EX・LD・FR・GN この6枚が主戦力。



 

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トロイダルコアを使って、9:1 UNUN (インピーダンストランス)を製作 FT140-43 FT140-61  

無線の移動運用の助っ人として9:1 UNUN(インピーダンス変換トランス)を製作した。

目標は1.8MHz~54MHzで使えて、通常10W、小型のATUの補助として、アンテナとATUの間に入れようかと考えた。 
多くのOMが9:1UNUNの製作記事を書いているので、安心して作ってみたが、~50MHz帯までのカバーは難しくて、紆余曲折があった。

最初に使ったコアはFT140-43 。素直に作れば性能はでるかと考えたが、50MHzがくせ者で、なかなかVSWRが落ちなかった。
高域に強いコアをと思ってFT140-61を使って試作してみたが、これも広帯域にするのは非常に難しかった。こちらは低域が難あり。

落ち着いたのはFT140-43で高域を改善するようにと、巻き数を1Tずつ減らして測定・・・数回。 
あるOM のブログでは8Tとの記述だったが、8Tから始まって、5Tに来てやっと、50MHz帯でなんとかというVSWR になった。線材は0.7mm。
巻き方にもいろいろ工夫が必要で、50MHzを狙うには浮遊容量を減らす配慮が成功の鍵。 コア自体の特性のばらつきも大きそうだ。 

3本撚り線でのトリファイラー巻き方では最後までうまく行かなかった。 落ち着いたのは、3本並行でのトリファイラー間隔巻き。
完成後、浮遊容量削減のために、平行線のすき間調整もした。おかげで仕上がりが美しくない!
この完成後のワイヤのすき間調整は結構特性に影響が出る、と言っても50MHz帯だけだが。

91unun  Conv0002_20260403213501
巻き方(接続)はごく一般的なもの。 3ワイヤ平行巻きにしたが、浮遊容量低減で間隔を大きく取って高域の改善をした。

一応使えそうな特性になった周波数特性と「おまじない」で高域特性を改善した周波数特性をVNAのスクショで示す。

20260329211417_20260330172301

 おまじないは、高域の特性の誘導性(漏れインダクタンス?)を補償するために、入力(1:1)に小さなコンデンサを抱かせる。今回は22PF。

20260329222912 20260403212204_r

ATUの補助コンバーターとしては使えそうなものになった。9:1と4:1の両方に使えるように端子を出してある。
同じものを何個か作ったが、高域では、あまり再現性が良いとは言えない。特に50MHz帯は非常に気難しい。
Conv0003_20260403214001

 

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トロイダルコアを使ったコモンモードチョークの基礎を理解 

 コモンモードチョークを作ってみた。
Conv0004_20260110223201
コモンモードノイズとは、同軸ケーブルや2本の平行線の両方に同相で乗っている雑音の状態を言う。
目的の信号は2本の導体あるいは心線と外導体の相互には逆相で伝送される。目的信号と同じ流れ方をするノーマルモードノイズの対策は別の手法が必要になる。
同相雑音(コモンモードノイズ)は時に目的信号と混ざって受信側に干渉したり、ほかの機器に干渉することがある。
こうしたコモンモードノイズを低減する目的で伝送路に手を加えてコモンモードノイズが伝送線路上を走り回らないように締め付ける(チョークする)方法がコモンモードチョーク(CMC)である。目的信号を減衰させないことが前提だ。

無線の世界では伝送に同軸ケーブルが使われるが、このケーブルをコイル状にして、内外導体に同時に同じだけのインピーダンス(抵抗)を持たせることでコモンモードノイズの低減をする。
もっともポピュラーな方法は大きなトロイダルコア(フェライト)に同軸ケーブルを巻き付けるだけ。

巻き付け方は一般的には「W1JR巻」と言われる米国のハムが考案した巻き方。無頓着に普通に巻いたときよりもコイルの浮遊容量が少なくなり、CMCの自己共振周波数を高い方に変えることが出来るという。

CMCによく使われるトロイダルコアは#43と言われる材質か、それに近い#31、#61などが使われる。
寸法によりFT114(小),FT140,FT240(大)が選べる。 寸法と材質の組み合わせで呼び名が決まる。例えばFT240-43 が同軸用にポピュラー。価格は千円以上する。FT140なら数百円。

Conv0005_20260110223201
トロイダルに形は似ているが半分にカットしてあってパッチンとやれるのもあり便利である。パッチンコアと呼ばれるクランプフェライトコアも多種多様で便利だが1個で効果てきめんとはなかなか行かないようだ。
Conv0008_20260110223201
これらのトロイダルコアやクランプコアに同軸ケーブルを巻き付けて両端に同軸コネクタをつないでいろいろな目的に使用する。
オートアンテナチューナの無線機側の接続、あるいはその制御ケーブル、受信機周辺のアンテナケーブル、モービル無線機のアンテナケーブル、マイクロホンケーブル、無線機とPCをつなぐUSBケーブル・・・などなど。
同軸ケーブルとは限らず自局の電波の干渉で動作がおかしくなったり、受信時の雑音が多かったり、送信時の音声信号が歪んだりするいわゆる「電波かぶり」の低減・防止に使われることが多い。
また、50MHzモービル運用でイグニッションノイズがひどいときにアンテナケーブルに挿入してピタリとおさまっこともある。昔々の自動車だったが・・・最近の自動車の雑音は静かになったと思う。

今までは不勉強で、CMCを作ったり、クランプコアで実験したりで、効いた/効かない と言うことだけだったが、今回はキチンと作って、特性を測ってみた。幸いに昔は持っていなかったVNAやスペアナが使える。

CMCは入出力それぞれ2端子であり、CMCの特性はコモンモードだけを見る訳なので、入力側、出力側それぞれを短絡して、1本の伝送路としてみる。
その伝送路の入出力特性が、コモンモード信号の減衰量と見ることができる。
減衰量から、本来の伝送線路インピーダンスを考えて、チョークとしてのインピーダンスが計算できる。
ざっくり理解するのなら、S21(透過)から 直列インピーダンス とみなし  
 実務向け簡易表示(dB表示のまま)
  -3dB   約50Ω
  -6dB   約100Ω
  -10dB  約300Ω
  -20dB  約3kΩ

今回は何種類も製作測定するので、両端のコネクタの内外導体を短絡して、スペアナやVNAの接続する簡短なジグを作った。これがあると簡単にクランプフェライトコアの有効性も測定できる。このジグの特性も把握しておく必要がある。
Conv0006_20260110223201 Conv0007_20260110223201

以下にいくつかのコアと同軸線を巻き付けたCMCの写真と特性を示す。
昔作ったFT240-43に5DFB同軸を10Tした物。S21は-20dBをクリヤできている。

Conv0004_20260110223201 20260106130950  

FT140-43 にRG58uを実験的に8T巻いてみた。自己共振点は95MHzあたりか。S21は6~60MHzで-20dB以上である。

Conv0003_20260110223201 20260107225857 

今回製作のCMC。FT140-43にRG316同軸を12T(後に10T) 。
最初の状態(写真の巻き線:12T ) では自己共振周波数が約50MHzで低すぎるので(上の特性グラフ)、2T減らして見た。
2枚目の特性の通り自己共振周波数が90MHzあたりまで上昇して、50MHzでも使えそうな状態に改善した。
巻き数を減らしてS21の劣化は若干あるが、十分な特性。

Conv0002_20260110223201   20260106174952_20260111174001

                     20260108175605_20260111174301

それぞれの特性で、 40~100MHzあたりにS21 のディップが見られるのは、巻き付けた同軸とコアのインダクタンスと浮遊容量、コアの特性などが相互に影響したCMCとしての 自己共振である。 
50MHzあたりで使うときには、この自己共振周波数を、使う周波数よりも高い周波数にしないと十分なS21損失が得られないので注意が必要である。 
その場合は自己共振周波数を高くするために、巻き数を減らしてインダクタンスを減らすことや、浮遊容量を減らすための巻き方に配慮が必要である。たとえばW1JR巻きが多少期待できる。巻き数を減らしたときにはS21の劣化にも注意が必要。
S21が-20dB当たりであれば、50Ωの線路では前述の通り、インピーダンスは数kΩ程度と見込まれ、十分な効果が得られよう。
但し、特性グラフからもわかるように、極めて低い周波数(1MHz以下)や、自己共振周波数以上ではコアの透磁率が下がって、ほとんどCMCとしての効果は期待できない。

特にハムバンドの144MHzバンド以上では効果は期待できそうもない。
CMCで使うコアの透磁率が周波数と共に減少することが影響する。
以前、自作した430MHzのダイポールのバランとしてクランプコアをいくつも使ったのはまったく見当違いであったと、恥ずかしく思う。

430MHz帯ではクランプコアに限らず、フェライトコアを使ったバランなどは役に立たず、バズーカなど同軸ケーブルなどを利用したバランを用意すべきであった。

なお1本の同軸ケーブルにクランプコアを取り付けたときのS21特性もチェックした。

機械的に不安定なこともあってか、データに再現性がなく、50MHzあたりでは1個あたり-2~-4dB程度で、10MHz近辺ではそれよりも1dBぐらい良くない。
144では多少効果は認められるが、1dB前後というところか。430MHzでは効果は認められない。
N個使ったからと言ってN倍効くと言うことでもない。
どこかに、たくさん使うのならひとつのコアに何ターンか巻いた方が良いという記事があった。(巻き数の2乗で効くと・・・納得)
周波数が高い方での特性には注意する必要がある。

従来、なんとなく測りもしないで、直感的に利用していたCMCについて正しく理解が出来ていない部分が多くあった。反省しきり・・・



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ロッドアンテナに被せられる容量冠(キャパシタンスハット)が便利 

GRA-7350と言うスクリュードライバー型の移動用アンテナを前回記事にした。
このロッドアンテナ部分を2.5mの長いものにするためのネジ変換アダプタも作った。

今回見つけた容量冠アクセサリーはこの2.5mロッドアンテナの先端(6.5mm直径)に乗せられるキット。
すっぽり被せてイモネジで固定できる金具(穴は7mm)と、短いロッドアンテナ4本のセットだ。
4本ロッド取付とイモビスはM3だ。
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以前から容量冠を作ろうと思ってはいたものの、材料探しと機械工作が面倒で、頓挫していた。
20251228_17195411
このキットは2千円ちょっとで重量も30g以下で優れもの、工作に悩む必要もない。
製造品質もそこそこで、良いできばえ。
以前はAliExpでしか見かけなかったが最近になってアマゾンでも買えるようになった。(いずれも中国発送)

まだフィールドでの実験はしていないが、理屈の上ではハットを被せてエレメントの直列インダクを減らすことが出来るはず。

駆動電流の腹を上部に押し上げられるので、基部に挿入しているインダクタンスも小さく出来て、効率も良くなるはず。
中国製の5.6mのロッドアンテナの先端も6.5mmなのでこれにも使える。ATUで7MHzを乗せるのも楽になるはず。

つまり市販のロッドアンテナ2.5mと5.6mのどちらでも先端に容量冠を簡単に取り付けられると言うことだ。

早くフィールドで使ってみたい。

 

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HFマルチバンド移動用アンテナ GRA-7350, HFJ-350M と小型ATU mAT-705, NANO ATU

大分前に購入したComet HFJ-350Mの放射エレメント長はほとんどのバンドで1m前後、これで飛ぶとは思えない。過去の実績も今ひとつ。屋外で運用するなら、2m以上でも支障は無いはず。
Conv0019 Conv0020

そう思っていたら偶然、台湾製のスクリュードライバー型のアンテナを見つけアマゾンで購入した。GRA-7350Tで、以前ダイヤモンドが販売していたRHM-7350に似ている。価格はダイヤモンドが販売していたときよりも安い。放射エレメントは約2.2mで長いが、伸縮のロッド型で縮長24.5cmなのでカバンにも入る。
基部のインダクタンスはコメットHFJ-350M のタップ式よりも自由に設定できアドバンテージがある。
Conv0001_20251221204001
HFJ-350M使用時から小型のATUを基部に繋いで横着設定をしていた。タップを間違えても調整できることもあるし、ロッドの長さを測らなくても追い込める。最初のATUは中国製のmAT-705であったが、最近アマゾンで同じく中国製の、より小さいNANO-ATU(AliexpではATU-10)と言うのを見つけて購入してみた。両方ともIC-705にステレオケーブルで直結でき、外部電源不要のリチウム電池内蔵。リレーがラッチングリレーなので、調整が終わると消費電流は劇的に下がる。 これは重要なアドバンテージ。 価格が1万円ちょっとというのも好感。mAT-705は今でも2円以上しているようだ。NANO-ATUは電力とSWRLCD表示される。
Conv0002_20251221204001
mAT-705とNANO-ATUを比較すると、後者がまれにSWRが十分に下がらないケースがある。何度か起動するか、アンテナの設定をわずかに変えれば問題ない。調整動作音はNANOが勝ち、静か。mAT-705は「やってる感」満載。

こうして比較してみると、アンテナはGRA-7350TATUはNANOと言う組合せが優れているように思う。

さらに放射エレメントを中国製の2.5mロッドアンテナを使えるようにしてみた。GRA-7350TのエレメントネジはM10-1.0でアンテナ屋さんの一般的ネジピッチ。中国の伸縮ロッドは2.5mも5.6mもM10-1.5(並)ピッチ。以前からこんなことが多いので、M10-1.0のタップは持っている。アマゾンで異径高ナットM10-M8(25mm)と言うのを購入して、M8側をM10-1.0に加工した。写真参照。具合が良い。これで、GRA-7350Tの放射器が2.5mにできる。
Conv0007_20251221204601 Conv0012_20251221204601
欲張れば、中国製5.6mロッドアンテナも使える。  5.6mはスクリュードライバインダク無しで、ATUだけでもかなり使えそう。 スクリュードライバーインダクタンスとATUの組合せで、ラクチン。
ATUはアンテナ基部のL型コネクタに直接繋いで自力で保持させている。三脚はSLIKのSTAND POD GX-Nで、足が大きく広がり使い勝手が良い。最近はいろいろな三脚が多くて楽しめる。
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リチウム電池用の充電器レビュー

最近はリチウム電池単体が扱いやすくなって標準化も進んだようだ。
例えば18650というタイプはセル単体の円筒形で各種の機器の充電式電源として内蔵しているケースが増えている。
ところが不注意で電源を入れっぱなしにしたり、長期間使わなかったりすると、機器の小さな消費電流が故に自然放電のような状況で電池電圧が著しく低くなってしまうことがある。
機器の電源をオフにしていても微少電流で電源スイッチを監視していたり、LCD表示だけしていたりするケースだ。きちんとした電圧管理ができている機器であれば充電できない電圧まで下がらぬように制御する物もまれにあるようだが、そうでないとUSB充電端子では充電できず、
電池を取り出して単体で充電する必要がある。

以前から持っていた安物充電器で2Vあたりまで下がった電池を充電しようとすると、エラー点滅表示で充電してくれない。(写真のような1本充電の物、最近ではあまり販売されていない模様)

20250903_130018_r 20250903_130043_r
Amazonでリチウム電池充電器と検索するとかなりの種類の充電器がある。
価格もピンキリ。で、放電で電圧が下がっても充電できる物をと思って探した。
4本充電できて、0Vまで下がっていても活性化でき、充電ができる。さらに1本だけは 充-放-充 サイクルを自動でやって、電池容量を測定できる。オマケにNiMH, NiCdでも充電できる。
そんな機能の充電器の安めの物を買ってみた。液晶画面も大きくて、ケースもしっかり出来ている。
何より電源が最近はやりのUSBではないのが気に入った。AC100VでOK.中国製は電源電圧に要注意だが、これはAC90~260VでPSEもOK。
充電電流が設定でき、内部抵抗や端子電圧が表示できる。内部抵抗はどうやって測っているかによってだが、あまり信用すべきではなさそう。充電経過時間も表示できるので、充電にかけた電気料も表示できる。
目的であった低電圧になった物でもきちんと充電できた。(本来そこだけが期待感だったが・・・)
3千円とちょっとでこの機能とは恐れ入った。世の中変わった。
MiBOXERブランドのモデルC4。XTARと言うブランドも同様以上の機能があって良さそうだが、価格は倍近い。
20250901_180444_r  以下アマゾンのページより

Li-ion(4.2V / 4.35V : IMR / INR / ICR), LiFePO4(3.6V), Ni-MH/Ni-Cd(1.48V)、 ✅【 対応サイズ】10340, 10350, 10440, 10500, 12340, 12500, 12650, 13450, 13500, 13650, 14350, 14430, 14500, 14650, 16500, 16340 (RCR123), 16650, 17350, 17500, 17650, 17670, 18350, 18490, 18500,18650, 18700, 20700, 21700, 22500, 22650, 25500, 26500, 26650, A, AA(単三), AAA(単四), AAAA(単六), C(単二),
 

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生成型AIでArduino-NANOの MLA用ATUのスケッチを作ってみた

しばらく遠ざかっていたが、生成型AIが賢くなっているという話を聞いて、Arduino NANOのスケッチが描けるか試してみた。 今回はChatGPT、Copirot を無料アカウント状態で使用した。  今、製作しているMLA用のチューナを題材にした。

DDS内蔵で信号発生し(パワー微少で調整)、真空バリコンをステッピングモータで調整して、VSWR最小点にチューニングする。 信号発生、モーター制御、最良VSWR調整である。
さて何処まで出来るか以下の機能仕様書もどき?を作成して投げてみた。

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1.バリコンをモーターで回してアンテナを自動チューニングするコントローラを作ります。
2.マイコンはArduino-NANOを使います。
3.調整用信号発生DSSモジュール、ステッピングモータコントロールモジュール、LCD表示モジュール(16字x2行)、を繋ぎます。
4.ポートの割り付けは以下の通りです。
5.LCDモジュール  SCL:A5, SDA:A4
6.DSSモジュール  AD9833使用 SCK:D13, SDATA:D11, FSYNC:D10
7.周波数設定はロータリーエンコーダを使う:CLK:D6, DATA:D5。 桁切替えは押しボタンスイッチ:D7
8.動作周波数はKHz単位でLCDに表示する。変更できる桁にカーソル表示をする。動作周波数範囲は1MHz~9MHzの範囲である。XXXX.X kHz と表示する。変更可能のの桁は100kHzと0.1kHzの二箇所のみで良い。LCD上段に周波数、下段に動作状態 を表示する。
9.ステッピングモーターコントローラに CW信号でCW回転、CCW信号でCCW回転、いずれもLowでアクティブ。10msec単位の信号で回転する。連続させれば回転を続ける。20秒以上は連続動作させないこと。高速/低速制御はD4で切替。Hi:低速。動作方向をLCD表示する。CW:> CCW:<
10.VSWR反射信号強度を0~5V電圧で入力する。A1ポート。0.3V以下を目標にチューニングする。
11.バリコンの回転位置をポテンショメータ電圧で入力する。A7ポート。0.2V~4.8Vで動作限界とし、これを越えて制御しないこと。

【動作】
1.チューニングしている間はDSS周波数は変えられない。
2.アイドリング中に周波数の設定ができる。
3.スタートトリガボタン:D3 lowでチューンスタート。TUNE中はTUNINGと表示。
4.2秒以上長押しでチューン放棄。チューン動作放棄。放棄時のVSWR値で、 TUNE:VSWR 値を表示して,アイドリングに戻る。
5.スタートしたら、回転方向を探るため微少回転させてみてVSWRが下がる方向に回転スタートする。この時も動作(回転)限界を踏み越えないこと。
6.VSWRが0.5V以下ではモータ速度を低速にして微調整動作とすること。
7.回転位置リミット値を踏み越えないこと。A7:0.2/4.8V
8.VSWR値が0.5V以下にならずに下降から上昇に転じたらその反転位置あたりを微調整して最良値を探る。
9.VSWRが0.5V以下にならないときはもう一度TUNE動作して同じであれば放棄する。
10.VSWRが0.3以下になったらその周辺で1往復して最良値を探ってTUNE終了する。最後まで探り続けなくて良い。
こんな感じでARDUINO-NANOのスケッチを作ってみてください。
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【ChatGPT】での結果
十数秒?でスケッチ第一弾が出力された。 百数十行のスケッチが出来てきた。(これは驚きだった)
ところがいくつかの機能が実装されてないと言うので、全部書いたとおりに実装して,コメントも詳しく入れてとお願い・・。
1分もかからず出力された。コメント付きで約240行。見やすいフォーマットになっていて,プログラムのモジュール化もできている。機能仕様の理解も正当に出来ている。 ロジックも分かり易い。(けっこうやるじゃん・・・)
ざっとスケッチを見た限り、動きそうな?気がする。

で、気を良くして同じ問題をCopirotに投げてみた。

【Copirot】での結果
これは数十秒で第一弾スケッチが出てきたが、これもいくつかの機能が入っていないと言うので、全部実装してと、お願いした。
コメントも入れるようにお願いした。 エラーが出たとか言いつつ勝手に2,3度やり直していたみたいだが、Pythonで書いちゃったとかトンチンカンなコメントがあったりして、最後に出てきたスケッチは170行程度のもの。 
かなり小間切れのモジュールになっていて、仕様書で書いたことは項目としてはスケッチには入っているようだが、ロジカルな流れとして、全体が動くような気がしないと感じる。 (いまいちという感じかなぁ・・・)
モータの制御もどうも抜けがあるようだ。 
押しボタンだけでモータが動くと理解せず、ステッピングモータライブラリを引っ張り出してきた。(仕様書が甘かった?)  
このままでは多分動作しないであろう。
定数やピンの定義も抜けがあるように見える。(ChatGPTの方はこうした定義がきちんと整列して記述されたスケッチだ)

ここまでの勝負はChatGPTのぶっちぎり快勝。(一日の長と言うことか?)
出てくる質問が、ChatGPTの方が具体的で適確である。また次に何をしましょうかという提案が具体的で理にかなっている。 
今回はコンパイルをしたり,逐行で動作を追ったりはしていない。

それぞれ得意分野とか、得意作業があるのでしょうが、HAMの電子工作などはどうもChatGPTが上手にこなすみたいだ。
添付ファイルは最後まで内容を追いつめては居ないが、何度かのやりとりの結果、出力されたスケッチの状況。
スケッチが描ける知識がなくてもとりあえずの流れや規模を理解するために、下書き程度にはなるということはわかった。
初めてコードを作ってもらったがそれなりに使える。与える情報に小さな抜けがあっても仕事はしてくれる。
大きな抜けがあれば聞いてくるみたいだ。あるいは無視してそこのスケッチは作らないのか?
何度やり直しをさせても文句は言わないのでありがたい。想像していたよりずっと使えるレベルであった。

ダウンロード - chatgpt20atu20.pdf

ダウンロード - copirot20atu20.pdf

 

 

 

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50MHz帯用 2エレ 移動用 軽量 デルタループアンテナの製作

以前作ったシングルのデルタループに継いで、今回は2エレメント化してみた。
構造は移動運用用で雨風への配慮は無い。早く組立、簡単分解が主眼点。

MMANAでおよその見当を付け、周波数特性、指向性、FB比などを睨みながら微調整して、手持ちの材料で
製作することを前提で寸法も手直しした。
そのままVSWR特性を見ると当然のことながら、デルタの下部頂点が90度では50Ωにならないので、
マッチング回路を追加することになる。

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世の中はなぜかガンマーマッチが多いが、作りやすさではLC集中定数。このときのLは空心、Cはエアトリマーが良い。
マッチングの定数はMMANAの「表示」「オプション」「LCマッチ」で簡単に決められる。下図
この機能は最近まで知らずにSmithというアプリでスミスチャートを使って定数を決めていたが、こっちが格段にラクチン。
Lは10ミリくらいの棒に数回巻で150nH程度になる。伸ばしたり潰したりで定数を変える。トリマーは40PF程度が使いやすい。

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エレメント支持部は100均のプラまな板。これは便利。鋸、かんなが使えてドリル加工も楽。
パイプ保持金具は少々ヤワだが、パイプサドルという出来合いの金具。結束バンド数本でも良いかも。

パイプの選び方、最近のホームセンターのアルミパイプはアルマイト処理してあるのが多いので、導通が無いので注意が必要。
内径外径の差で差し込んでつなぐが、差が1mm位無いと、抜き差しがキツくて素早い組立、撤収が出来ない。
差し込んだ後は固定しない。奥まで入ってしまわぬように8~10cmです突破が必要。結束バンドが、ネジか、接着剤。
上部はステンレスより線ワイヤに目玉クリップを取り付けてこれでパイプの先端を挟むだけ。

エレメント間隔は約90cmこれは材料の関係で動かさず。
エレメント全体の長さの調整は、斜めの棒の長さ調節は、MMANA上では割と面倒なので、適当な荒さで近似して最後の詳細計算する。

MMANA上でカットアンドトライを十分に行って、物作りの後、寸法を取り直して最終確認。

広帯域で比較的利得もあり、FBもそこそこ使いやすそうなアンテナになった。
Conv0006_20250120124501  Conv0007_20250120124501 

20241101_121955_r  20240827_171953_r_20250120134201
マッチング部

   20240827_172625_r 分解してまとめるとこんな感じで持ち運べる

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WAS アワードを頂きました。米国50州

しばらく気にはなっていた、WASアワード、米国50州すべてと交信する件。
その最後のひとつデラウェア州(DE) が昨年の暮れにひょっこりつながった。
即日でLoTWでコンファーム。これで14MHz、デジタル/FT8のWASが完成。

ARRL/LoTWに紙カード無しで申請、数週間で賞状を丁寧に梱包して送ってくれた。

アメリカっぽい派手なデザインです。

気がつけば、JARLのアワードはひとつも無い。紙QSLと言うのがブレーキですかね。

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