USB-SSDにWindows to GOを構築
最近注目のUSB SSD(スティックSSD) に Windows 11 をインストールして ブータブル環境を作り、ポータブルWin(Windows to GO)を作る手順の説明である。
今回はUSB メモリではなく USB 接続の SSD を使うことにした。 速度・安定性が段違い。
Ⅰ.USB-SSDにWindows to GOをインストール
STEP 1:USB SSD を準備
128GB 以上推奨(今回は256GB) USB 3.0/3.1/3.2 ならなお良い
exFAT ではなく NTFS でフォーマットしておく
STEP 2:Windows 11 の ISO を入手
Microsoft 公式からダウンロードし、本体(例えばダウンロードフォルダ)に置いておく
STEP 3:Windows To Go 互換ツール「Rufus」を使う
Windows 11 は 公式には Windows To Go をサポートしていないが、 実際にはツールで問題なく作れる。
https://forest.watch.impress.co.jp/docs/news/1594062.html(窓の杜)でダウンロード。
Rufus(無料・最も簡単)フリーソフトの使い方
1.デバイスは まず画面中ほどの 「USB接続のHDD」 にチェックをすることで、デバイスとしてターゲットSSDを検出しているはず
2.ブートの種類ではダウンロードしたISOファイルを指定する。「選択」をダブルクリックするとダウンロードフォルダを開くことができる,そこで先にダウンロードしておいたWin11を指定する
3.イメージオプションは「Windows To Go」を選択
4.パーティションは GPT、ターゲットはUEFI
5.ボリュームラベルはわかりやすい名前に書き換えておく
6.ファイルシステム:NTFS クラスタサイズ:デフォルト
準備完了になっていれば、「スタート」で以下の手順が始まる
以下の画面に従って進める。
順次上記の表示、選択があって、USB SSD に Windows 11 が丸ごと入った“持ち運べる OS” が完成
Ⅱ.Windows to GOの特長
メインPCの環境を汚さない
どの PC でも同じ環境を持ち歩ける
他人のPCを借りた時に、設定の違いでいらだつことがない
(オフィスアプリや、かな漢字変換は自分の設定)
トラブル時の“緊急起動用 OS”にもなる
古いソフトの検証にも使える
1. ライセンスはどうなるのか
USB SSD の Windows は、別の PC として扱われる。 つまり、ライセンスは“別途必要”。
Windows のライセンスは ハードウェア(マザーボード)に紐づく
USB SSD は“外付けのストレージ”でしかない
起動する PC が変わると、別のデバイスと認識される→ ライセンス認証が外れる可能性が高い
2. Microsoft 365 は共有できるか? ➡ 共有できる
Microsoft 365 は Winアカウント(メールアドレス)に紐づく
Windows のライセンスとは完全に別 5台まで同時サインイン可能(プランによる)
3. USB‑SSD の Windows を後日アップデートできるか ➡問題なし
4. USB‑SSD にアプリをインストールするときの注意点
① アプリは「USB‑SSD の Windows に」インストールされる
メイン PC の Windows には影響しない USB‑SSD の環境だけに入る 持ち運び可能な“独立した環境”になる
② ハードウェア依存のアプリは注意
例えば:GPU を使うアプリ、特殊ドライバーが必要なアプリ、オーディオインターフェース、プリンタドライバー、古いゲーム
③ ライセンス認証が“PCごとに変わる”アプリは注意
Adobe 系 一部の DAW(音楽ソフト) セキュリティソフト Office(Microsoft 365 は例外で問題なし)
USB‑SSD を別 PC で起動すると、 別の PC と認識されるため再認証が必要になることがある
④ 大容量アプリは SSD の寿命に影響?
USB‑SSD は普通の SSD より書き換えが多くなるので、大容量ゲーム 大量のキャッシュを使うアプリ 仮想マシン(VirtualBox、 VMware)などは 寿命を縮める「可能性」がある
5. OneDrive を使うなら:(今回はデータの全てをクラウド同期している=約100GB)
① サインインはしても良い→ USB 側の環境に同期されるだけ
② 同期フォルダの場所を必ず確認→ デフォルトは USB‑SSD の C:\Users\<ユーザー名>\OneDrive
Ⅲ.起動方法
1.起動手順
PC の電源投入 → Boot Menu(F11 / F12 / F8 / ESC など) → USB‑SSD を選択。
USBハブ経由はNG
USB‑SSD は電力を食うので、 ハブ経由だと認識が不安定になり、Rufus が拾えないことがあります。
→ PC本体のUSB 3.0ポートに直挿しが必須。
2.BIOS/UEFI の「ブートメニュー」からUSB‑SSD を直接選んで起動する
メーカーごとのキーはこんな感じ:F12(NEC, 富士通、東芝、Lenobo, Dell)F11(ASRock)
電源 ON → メーカロゴが表示されているときに連打 → ブートメニュー → USB‑SSD を選択、これで USB‑SSD の Windows が直接起動
Let'sNote(だけ) は上記のようなブートメニューがないので、F2連打でBIOSからの起動になる。
ブートデバイス選択は F2 → BIOS 内の「終了」メニューから行う方式である。
初回の起動 Windows To Go の初期設定(OOBE)が始まる。
インストール後の最初の起動は設定が走るので、少々時間がかかる。

しばらく放置するとライセンス同意を求められる。

最終的にはWindowsのデスクトップになれば、あとはアプリと設定のカスタマイズを淡々と実行するのみ。
2回目の起動からは直接デスクトップ表示になるので、時間はかからない。
最初の「準備しています」の次が青いWindows設定画面になってしまうのはWindows to GOではなく通常のWindowsセットアップ画面 がはしているので、ブートマネージャーの走らせ方がうまく行っていないか、USB-SSDがうまく構築できていない。
あるいは本体のWindowsが走ってしまうこともある。
3. セキュアブートが ON の場合 Windows to GOがうまく立ち上がらないことがある。
USB‑SSD の Windows が署名されていないと 本体内蔵 Windows にフォールバックすることがあるので、UEFI(BIOS)設定を一時的に Secure Boot を OFF にして試す。
インストール直後の設定の時のRufusオプションによっては、途中でMicrosoftアカウントの入力が必要な場合があって、しかもキイボードがUS設定になってしまっていることがある。そうなるとアカウントの入力で、記号の入力に四苦八苦する。
USキーボードでの入力方法 「@」は Shift + 2 「:」は Shift + ;(セミコロン)
「"」は Shift + '(アポストロフィ) 「_」は Shift + -(ハイフン)







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