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2025年1月

50MHz帯用 2エレ 移動用 軽量 デルタループアンテナの製作

以前作ったシングルのデルタループに継いで、今回は2エレメント化してみた。
構造は移動運用用で雨風への配慮は無い。早く組立、簡単分解が主眼点。

MMANAでおよその見当を付け、周波数特性、指向性、FB比などを睨みながら微調整して、手持ちの材料で
製作することを前提で寸法も手直しした。
そのままVSWR特性を見ると当然のことながら、デルタの下部頂点が90度では50Ωにならないので、
マッチング回路を追加することになる。

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世の中はなぜかガンマーマッチが多いが、作りやすさではLC集中定数。このときのLは空心、Cはエアトリマーが良い。
マッチングの定数はMMANAの「表示」「オプション」「LCマッチ」で簡単に決められる。下図
この機能は最近まで知らずにSmithというアプリでスミスチャートを使って定数を決めていたが、こっちが格段にラクチン。
Lは10ミリくらいの棒に数回巻で150nH程度になる。伸ばしたり潰したりで定数を変える。トリマーは40PF程度が使いやすい。

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エレメント支持部は100均のプラまな板。これは便利。鋸、かんなが使えてドリル加工も楽。
パイプ保持金具は少々ヤワだが、パイプサドルという出来合いの金具。結束バンド数本でも良いかも。

パイプの選び方、最近のホームセンターのアルミパイプはアルマイト処理してあるのが多いので、導通が無いので注意が必要。
内径外径の差で差し込んでつなぐが、差が1mm位無いと、抜き差しがキツくて素早い組立、撤収が出来ない。
差し込んだ後は固定しない。奥まで入ってしまわぬように8~10cmです突破が必要。結束バンドが、ネジか、接着剤。
上部はステンレスより線ワイヤに目玉クリップを取り付けてこれでパイプの先端を挟むだけ。

エレメント間隔は約90cmこれは材料の関係で動かさず。
エレメント全体の長さの調整は、斜めの棒の長さ調節は、MMANA上では割と面倒なので、適当な荒さで近似して最後の詳細計算する。

MMANA上でカットアンドトライを十分に行って、物作りの後、寸法を取り直して最終確認。

広帯域で比較的利得もあり、FBもそこそこ使いやすそうなアンテナになった。
Conv0006_20250120124501  Conv0007_20250120124501 

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マッチング部

   20240827_172625_r 分解してまとめるとこんな感じで持ち運べる

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WAS アワードを頂きました。米国50州

しばらく気にはなっていた、WASアワード、米国50州すべてと交信する件。
その最後のひとつデラウェア州(DE) が昨年の暮れにひょっこりつながった。
即日でLoTWでコンファーム。これで14MHz、デジタル/FT8のWASが完成。

ARRL/LoTWに紙カード無しで申請、数週間で賞状を丁寧に梱包して送ってくれた。

アメリカっぽい派手なデザインです。

気がつけば、JARLのアワードはひとつも無い。紙QSLと言うのがブレーキですかね。

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迷惑メール対策の1案 メールヘッダの Date と Received の中身で受信拒否

ずいぶん前から迷惑メールに悩まされてきた。

特に最近のは一見してそれと解る露骨なものが多い。
例えば本文中にリンクボタンがあって、アカウント更新しろというやつ。
曰く「アカウントを制限してる」とか・・・

で、今までは送信者のアドレスやら、件名のキイワードで引っかけて受信拒否設定していた。

最近効果が大きかったのは中国本土からのメールで、ヘッダのDateラインに+0800と言うのを
拒否したらかなり頻度が下がった。
(つまり中国からの迷惑メールが多かったと言うことか) 中国の人とのお付き合いのある人は使えませんが・・・。
今では、-0700とか +0900というのが抜けてくる程度になった。
-07
-08というのは米国西海岸で、+09は日本国内。 米国にはお付き合いがあるので拒否出来ない。国内は勿論。

で、悩んだ挙げ句思いついてのが送信者のIPグローバルアドレスで止められないかと言うこと。
で、いくつかの迷惑メールのヘッダを読むと、何と、末尾以外は共通のものをもった迷惑メールが散見される。
例えば 111.222.333.xxx  xxxだけが違うとか・・・・同じ人間?が姿を変えて攻めてきている?

NiftyもPlalaもヘッダが読めて、ヘッダの条件で受信拒否ができる機能があるのでそれを利用して 
Received のラインに 例えば111.222.333.があったら拒否とやってみた。
ひとつだけではないので、ORでいくつか設定してみた。 
必要なメールをこのトラップに引っかけないように注意が必要。

ここ数日は彼らもお忙しいのか 迷惑メールが来ない。
これからも来るでしょうが、モグラたたきを楽しみましょう。

 

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