50MHz帯用 2エレ 移動用 軽量 デルタループアンテナの製作
以前作ったシングルのデルタループに継いで、今回は2エレメント化してみた。
構造は移動運用用で雨風への配慮は無い。早く組立、簡単分解が主眼点。
MMANAでおよその見当を付け、周波数特性、指向性、FB比などを睨みながら微調整して、手持ちの材料で
製作することを前提で寸法も手直しした。
そのままVSWR特性を見ると当然のことながら、デルタの下部頂点が90度では50Ωにならないので、
マッチング回路を追加することになる。
世の中はなぜかガンマーマッチが多いが、作りやすさではLC集中定数。このときのLは空心、Cはエアトリマーが良い。
マッチングの定数はMMANAの「表示」「オプション」「LCマッチ」で簡単に決められる。下図
この機能は最近まで知らずにSmithというアプリでスミスチャートを使って定数を決めていたが、こっちが格段にラクチン。
Lは10ミリくらいの棒に数回巻で150nH程度になる。伸ばしたり潰したりで定数を変える。トリマーは40PF程度が使いやすい。
エレメント支持部は100均のプラまな板。これは便利。鋸、かんなが使えてドリル加工も楽。
パイプ保持金具は少々ヤワだが、パイプサドルという出来合いの金具。結束バンド数本でも良いかも。
パイプの選び方、最近のホームセンターのアルミパイプはアルマイト処理してあるのが多いので、導通が無いので注意が必要。
内径外径の差で差し込んでつなぐが、差が1mm位無いと、抜き差しがキツくて素早い組立、撤収が出来ない。
差し込んだ後は固定しない。奥まで入ってしまわぬように8~10cmです突破が必要。結束バンドが、ネジか、接着剤。
上部はステンレスより線ワイヤに目玉クリップを取り付けてこれでパイプの先端を挟むだけ。
エレメント間隔は約90cmこれは材料の関係で動かさず。
エレメント全体の長さの調整は、斜めの棒の長さ調節は、MMANA上では割と面倒なので、適当な荒さで近似して最後の詳細計算する。
MMANA上でカットアンドトライを十分に行って、物作りの後、寸法を取り直して最終確認。
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