サブバッテリーとしてのポータブル電源とアイソレーター自作
無線のモービル運用のための電源はバッテリー直取りが一般的だが、停車中,エンジン停止時には電圧も低くなり少しつらいこともある。
以前から無線機電源用サブバッテリーとしてリチウム電池のポータブル電源をトランクルームに積んでいるが、これの充電を繋ぎっぱなしにしておくのはメインバッテリーにはかわいそう。ACCラインからポタ電充電入力に繋いでも良いし、理想的なのは市販のアイソレータだが、1万円くらいする。
バカバカしいのと配線を増やしたくないので自作した。最近の車はエンジン稼働時の供給電圧は比較的安定で14,3~14.5Vくらいである。ACCラインで制御せずメイン電源電圧で制御することにした。
全体のメイン、サブ電池の構成は図の通りで、アイソレーター回路も示す。電圧検出にヒステリシスが無いとチャタリングが起きて継続することがある。
機能としてはバッテリー電圧が13.8V以上でサブが接続され充電、13V以下に下がると接続リレーを開放して、メインバッテリーからサブへの流入が続かないようにした。結果的にはACCラインでリレーを動かしているのと同じ事である。
サブバッテリーの場所にシガーソケットがあればそれでリレーを動かせば簡単ではある。
使用したサブのポータブル電源はJackery製で、DC出力が10A 以上になっても、あまり電圧が下がらない。12Vを割ることは無く信頼できる。DC低下が心配ならAC-DC電源を使う手もある。運用の頻度にもよるが、走りながらの運用なら最少の240WHで、数時間の半固定運用なら700WHのモデルが良さそう。キャンプ、車中泊にも使おうというなら、もっと大容量を選べば良い。あるいはソーラーパネルも車に積んでおくと安心だろう。
以前はサブバッテリーとして使い古しの鉛電池を使っていたが、充電中のガス発生が気になっていた。最近のポタ電はリチウムで充電時のガスの心配は無いが、,交通事故で潰されたりすると発火の可能性はあるので要注意。
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