ハンディスペアナ Arinst SSA-TG R2, Rigolのスペアナ DSA-815TG、ADF4351広帯域シンセサイザ、ファンクションゼネレータ FY6900 などの紹介
最近手に入れた小物をいくつか紹介する。
一つ目は「スペアナもどき」というのも失礼か、小型スペクトルアナライザ。
35MHz~6200MHzの広帯域で、ちょいちょい使うには至極便利。
最近仕事の都合で、フィールドで400MHz帯の無線機を扱って、トラブルに見舞われたが、こいつのおかげで命拾いをした。
IFは固定で200kHzだが、他の機能はいろいろ付いている。しかし扱い方は至極簡単で、扱い勝っても極めて良い。
気に入っている点を言えば、リチウム電池駆動、トラッキングジェネレータ内蔵で、フルバンド動作する。
特にトラッキングを止めて固定周波数発生としてSGもどきに使える。
よってアンプやフィルタの周波数特性のざっくりとした測定にはもってこいだし、回路のトラブルシュートで、信号源としても使える。
マーカーは4個まで設定できて、画面上への表示も、PC画面でのコントロールも出来、全く問題ない。
Arinst SSA-TG R2 US$450であった。原産はロシアなのかも? 今はもうすこし安くなっている模様。
その後購入したデスクトップスペアナRigol DSA-815TG (1.5G TG付) がUS$1100なので上記ハンディの約2.5倍の値段。
昔、スペアナは夢であったが今では少し踏ん張ると手に入れられるようになっている。
この程度の約12万円のスペアナに、50k円程度のオプションソフトを組み込むと占有周波数帯幅など無線機に必要な測定が自動で出来るようになる。なかなかのものだ。国内で購入していては、この値段は実現できない。
次の一品は最近手に入れた信号発生器。
上記の小型スペアナが十分信号発生器として力を発揮しているので、何に使うわけでもなく、約3千円でポチッと・・・。
アナデバのADF4351広帯域シンセサイザの評価ボードのようなものだが、PIC搭載で単体動作が可能。
上記のスペアナもこのICを使っているのか? 信号下限が35MHzで同じである。
出力レベルもそれなりに安定していて試験ジグとしては十分な安定度。
基準周波数が25MHzのTCXO?で高い周波数ではやや当てにならないが、必要なら外部でOCXOかGPS-DOから作れば良かろう。
購入直後、ろくに仕様も見ずに電源投入して10MHzが出ないと慌てた・・・・出るわけがない。笑い話。
当局の周波数基準はGPS-DOで、ヤフオクで入手したユニットを使っている。
以前はU-BloxのU-Centerと言うソフトでGPSレシーバののPPSを変更(1MHz~10MHz)したものと、W-OCXO出力を2現象オシロでにらみながら合わせ込む「人間PLL」であった。
GPS-DO機種はピンキリでいろいろあるが、最近はヤフオクで安く買えるようになっているので、ポチッとやったものを使っている。
この出力はGPSに同期しているわけで、信頼できる精度になっている。これをスペアナの外部REFと100MHzのファンクションシグナルゼネレータの基準として接続、供給している。
ファンクション・シグナルゼネレータは安物 FY6900 (US$145) で、外部基準周波数入力端子はないが、内蔵基準周波数が10MHzなので、改造して外部からの入力に切り替えられるようにした。(YouTubeのまねっこ)
この改造で発生周波数も、このゼネレータに内蔵している周波数カウンタ機能も一丁前(0.001ppm以内)の性能になった。
最近の当局のシャックの様子、左が無線機たちで右が測定・工作ベンチ。測定器の右最上位置にあるのがファンクションゼネレータ。
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