« ミシンで革が縫えるか? 家庭用ミシンから職業用へ  | トップページ | 古いミシンの革ぬい改造その後 アンティークミシン  »

職業用ミシンをレザー用に?改造 ブラザーヌーベルMD

01

さて、ブラザーのヌーベルMDで、太い糸で革を縫う、ということでチャレンジ。

16番の針(HAx1LL)20番手(ビニモ)の糸で柔らかい革2枚重ね(合計4mm)は何も改造せずに糸調子合わせだけで縫えた。

いろいろやった挙げ句、最後は、上・下糸共に5番手ビニモで何とか縫えるが、下糸がゆるく出来ず、糸調子に課題。で、ボビンケースの改造が必要かも、と言うところまで到達。上糸5番手、下糸8番手までが安定して縫える状況となった。(革材料条件による)

 これまでにいろいろやったこと。 途中での試行錯誤の経緯は省略。

 

1.先ずは大事にならぬ範囲でミシンを分解し清掃、給油。膝上げレバーの動作部分のビスのくびが折れてビスが残ってしまっていたのを取り除いて、別途固定修復した。

Pc230022_r_2

P1020053_r_2

 

2.DBF2(革用)19番以上は針取り付け部が太い(2mm)ので、これが取り付けられるように針棒を改造。何もしなくても半月HA方向ガイドさえ取れば取り付けられるが、それだけでは針センターがずれてしまう。針棒を注意深く外して、.ミニルーターで針取り付け溝を0.4mmほどざぐって針がセンターに来るようにした。これで24番針を取り付けても位置がずれることはないが、細い針(18番以下)では1.6Φで固定できない。19番以上の針専用ミシンとしましょうね。針棒を外したついでに糸通しアセンブリを除去してすっきりさせた。針には取付部2Φを一部削って半月状に欠いたHA(家庭用)と、丸のDB(職業・工業用)が有って、DBには18番までの細い(取付部1.6Φ)ものと19番以上の太いもの(取付部2Φ)がある。なお18番以下の普通の針はDPx5が取付部2Φで10~18番がある。革用ではない。

P1030057_r

3.針板の針穴の拡大。およそ2.8mm程度まで拡大。磨き上げた。ついでにテフロン押さえも針が通る部分のクリアランスを拡大。

P1030060_r

4.釜アセンブリを分解して清掃、わずかにあったキズをなめらかに磨き上げた。それでも特定の場所でわずかに引っかかり『感』がある。歪んでいるのかも知れぬ。

Conv0001

5.釜の位置、釜の剣先と針の距離、剣先が針に接近するタイミングを念入りに合わせて釜アセンブリの固定。タイミングはあまりクリティカルでもないよう(勝手にそう判断)だが、糸が太いときの引っかかり感を押さえるには若干早いタイミングで糸をすくうのが良いように『感じた』 針のざぐり部分での針と剣先の距離約0.5mm、剣先が針に最接近するタイミングは、針の最下点から12mm上昇したところ。これが小生の結論だが、プロに笑われるかも・・・。 釜を外したついでに自動糸切り機構を除去した。太い糸を切るのはダメとのことゆえ無用の長物。また送り板に付属しているブラザー自慢の薄物用下針送りも外してしまった。 

Pc2100121_r

Conv0002

6.おまけとしてネット上で話題になっていた「マジックカケ」をまねして自作してみた。効果有るかどうか判断できなかった。表面処理や、取付位置もいろいろ影響するのだろうが、深追いしていない。 

なおミシン入手時にはフットコントローラが付属していなかったが、前のミシンで使えたサードパーティーのブラザー互換コントローラが使えた。(モデルPがマッチする)

以上で上糸5番、下糸8番で使えそう。革の種類(柔らかさ、密度、厚みなど)によっては条件も変わるのは明らか。ソファー用のような柔らかい革なら合計4mm程度を安定して縫える。ヌメ革2枚合計4.2mm程度は、堅くてミシンがかわいそうだが、ゆっくりまわせば何とかなりそう。上下8番ならもっと楽。 

やり残したこと、ボビンケースとビニモ5番の相性を良くする改造、上下糸5番へのチャレンジ、マジックカケの効果の把握、より多くの種類の革でテストすることなど・・・

使った糸、ビニモMBT 8番、5番  大戸糸店の通販 色の自由はないが時々ヤフオクにも出る。
使った針、オルガン DBF2 1924, DBF22 1924 これも大戸糸店の通販など


|

« ミシンで革が縫えるか? 家庭用ミシンから職業用へ  | トップページ | 古いミシンの革ぬい改造その後 アンティークミシン  »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 職業用ミシンをレザー用に?改造 ブラザーヌーベルMD:

« ミシンで革が縫えるか? 家庭用ミシンから職業用へ  | トップページ | 古いミシンの革ぬい改造その後 アンティークミシン  »